東京農業大学 生産環境工学科で実践的な環境教育 新カリキュラム展開2023年6月13日
東京農業大学は、地域環境科学部 生産環境工学科において2024年度からの新カリキュラムを導入し、2分野4研究室の新研究室体制に生まれ変わる。農業環境工学分野とスマートアグリ分野を設け、これまでに培ってきた技術と経験を活かし、地球規模での環境保全を実現する農業工学教育と研究を展開する。
東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科は、その前身である農業工学科の創設から80年を超える学科。この農業工学の伝統を発展させ、時代の要請に対応できる新しい教育・研究をめざす。
農業土木学研究室では、東アフリカのジブチ共和国における沙漠(さばく、砂漠)緑化の研究を30年以上にわたって実施。自然環境の修復には長い年月が必要であることから、限られた水資源を効果的に集めて有効に利用するための研究をコツコツと続けることで、沙漠に緑が増えつつある。同研究室のめざす緑化は、生活の糧となる作物も対象としているため現地の人々の生活にも役立っている。
また、6月18日に行われる東京農大学のキャンパスツアーでは、学部説明会の後、4研究室の見学が可能。農業土木学研究室、環境資源学研究室、ジオデータサイエンス研究室、バイオロボティクス研究室の特徴的な展示と説明があり見学・体験ができる。
沙漠緑化前
沙漠緑化後
◎各分野のテーマ
■農業環境工学分野
・農業土木学研究室「農地を支え,水を導き,安全・安心な生活空間を創造する」
・環境資源学研究室「農村の資源有効利用,環境修復保全,新エネルギー生産に取り組む!」
■スマートアグリ分野
・ジオデータサイエンス研究室「地理情報とデータサイエンスで未来の農業を切り拓く」
・バイオロボティクス研究室「スマート農業,アグリ&フードテックで未来農業へ」
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日