パルシステムの宅配を活用した高齢者向けサービス「消費者白書」で事例紹介2023年6月14日
消費者庁が6月13日に公表した「令和5年版消費者白書」で、定期的に利用者宅を訪問する宅配の特性を活用したサービスを伝えるパルシステムの高齢者向けカタログ「きなりセレクト」と、安否確認サービス「見守り安心サービス」が事例として紹介された。
見守り安心サービスイメージ
「きなりセレクト」は、カタログと注文書が一体化したもので、商品画像の隣に注文欄を設けている。通常の注文時に発生するカタログと注文用紙を照合する手間を省き、カタログ上に直接記入するだけで注文できる。生協の宅配利用を未経験だった高齢の利用者でも負担なく注文できるよう、2015年からサービスの提供が始まった。
一方、「見守り安心サービス」は、定期的に利用者宅を訪問する生協宅配ならではのしくみ。60歳以上の利用者を対象に、毎週の配達で在宅の有無などを家族に知らせるとともに、「郵便物がたまっている」など異変を配送職員が察知した場合は、家族や地方公共団体へ連絡する。
パルシステムの事例は「第1部第2章 【特集】高齢者の消費と消費者市民社会の実現に向けた取組」の65ページに掲載。白書では「高齢社会の課題に対応した様々な取組を行っている」と評価されている。
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