論文「食事、肥満、がんとマイクロRNAの関係性」公表 キユーピー2023年6月15日
キユーピーは、食生活の提案でがん発症リスクを低減させることを目的に、2013年から東京医科大学の落谷孝広教授(当時、国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野分野長)と進めてきた共同研究における論文「食事、肥満、がんとマイクロRNAの関係性」をオンラインで公開。同論文は国際学術誌『Seminars in Cancer Biology』8月号に掲載される。
肥満とがんの危険因子
世界保健機関(WHO)の報告によると、肥満の有病率は2016年時点で、世界中で25億人を超える18歳以上の成人が過体重(BMI値25.0~29.9)または肥満(BMI値30.0~39.9)の状態にある。さらに、3月に発表された世界肥満連合(WOF)の報告では、対策を講じなければ、2035年までに世界人口の約半数が過体重・肥満の状態に分類されると推定している。
肥満は、生活の質の低下をもたらすだけでなく、がんを含む生活習慣病の主要な危険因子となり、医療費の増加にもつながる。WCRF/AICRの報告では、肥満は食道(腺がん)、子宮体部、膵臓、肝臓、大腸、乳房(閉経後)、および腎臓のがんリスク増加と関連していると指摘している。
これまでの研究で、健康な人ががんを発症する要因として、食事の質やパターンなどの生活習慣が密接に関係していることが分かっている。さらにそれらは、がんのリスクを高める「肥満」の要因ともなり得ることから、がん発症のリスク要因をさらに増やすことにもつながる(下図参照)。
「肥満」を予防することは、「がん」を予防する有効な手段の一つと言えることからキユーピーは、「マイクロRNA」を指標として、食生活の改善でがん発症リスクの低減を目指す研究を10年前から進めてきた。このほど、「食事」「がん」「肥満」との関係性をつなぐメカニズムとして「マイクロRNA」の可能性に言及する論文が、がん分野の重要なトピックを取り扱う国際学術誌『Seminars in Cancer Biology』8月号に掲載されることが決まった。
なお、論文に記載の内容は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究テーマ「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」とも関連している。
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