GHG削減貢献量に関する新指標を策定 住友化学2023年6月16日
住友化学は、製品・技術のカーボンニュートラル(CN)に対する貢献度合いをより明確に示すため、新たな指標として「Science Based Contributions」(SBC)を策定した。温室効果ガス(GHG)排出の「削減貢献量」を算出して可視化し、製品・技術を通じた社会全体のCN実現に向けた取り組みを加速する。
同社は2015年から、製品ライフサイクル全体の視点で、気候変動対応や環境負荷低減などに貢献する同社グループの製品・技術を自社で認定し、その開発や普及を促進する「Sumika SustainableSolutions」(SSS)の取り組みを進めてきた。2022年度にはSSS認定製品・技術数は66、売上収益は約6800億円に達し、全社売上収益に占める割合は24%まで拡大した。
SBCは、同社が販売・供与したSSS認定製品・技術の活用を通じて、社会でどの程度の量のGHGが削減されたかを定量的かつ科学的に算定するもの。対象製品の製品カーボンフットプリント(CFP)や販売量、ライセンスプラントの生産能力を基に算出した数値で、算出方法は外部有識者が確認している。
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