営農型太陽光発電施設「リエネソーラーファーム東松山」産の野菜 軽井沢のホテルで提供 東急不動産2023年6月20日
東急不動産、リエネと東急リゾーツ&ステイは、営農型の太陽光発電施設「ソーラーシェア」に取り組んでいる「リエネソーラーファーム東松山」(埼玉県東松山市)産の野菜を6月中旬から順次、長野県軽井沢町にある東急グループのホテル「東急ハーヴェストクラブ軽井沢VIALA annex軽井沢」と「KYUKARUIZAWA KIKYO,Curio Collection by Hilton」のレストランで提供する。
リエネソーラーファーム東松山
2つのレストランで提供されるのは、太陽光発電施設の下にある農地で収穫した人参と枝豆。環境価値の高い「リエネソーラーファーム東松山」で収穫した野菜をグループが運営するホテルで提供することで、環境への取り組みとソーラーシェアの認知度アップをめざす。さらに、ホテルで発生した食品残渣をホテル敷地内に設置したコンポストを活用してたい肥化し、「リエネソーラーファーム東松山」の農地で肥料として活用する、食の循環の取り組みも開始する。
ソーラーシェアは太陽光発電施設を設置した地面を農地として活用するもので、土地を有効活用できる。この事業を展開・普及するため、効率的な開発および運営の手法の研究や、最適な発電量を確保するための検証と、作物の生育データの収集・分析を通した収穫高や栽培品質に影響の少ない営農の実証など、様々な実証実験を行う「リエネソーラーファーム東松山太陽光発電所」を2022年12月28日に運転開始した。
取り組みの概念図
この発電所での実証実験によるノウハウを獲得することで今後のソーラーシェア事業の拡大と食料・農業課題解決を実現する。また、実証実験にあわせて同発電所の近隣に開設された地域共生取り組みの活動拠点「TENOHA東松山」では、様々な実証活動を通じて、ソーラーシェアの更なる普及と、近隣住民との共生を目指す。
このほか、東急リゾーツ&ステイと東急不動産は、生ごみの排出量を抑え、さらに今まで廃棄物として取り扱っていた生ごみを有効活用する取り組みとしてコンポストを導入。生ごみを良質な堆肥に変え、できた堆肥は自社収穫体験施設や提携農家において農作物の育成に活用される。さらに、提携農家から農作物を仕入れ、ホテルで提供することで、食の循環と地産地消の実現を目指す。コンポスト「バイオクリーン」では投入する生ごみの約85%の減量が可能。
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