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徳島の世界農業遺産で「地域」と「栽培」の持続可能性を検証 エスビー食品2023年6月29日

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エスビー食品は、ANAあきんど、株式会社さわと共同で展開する「天空の集落(ソラ)の畑再生プロジェクト」で、世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」における持続可能な栽培と地域づくりを支援する。

徳島の世界農業遺産で「地域」と「栽培」の持続可能性を検証 エスビー食品

エスビー食品が販売するスパイスやハーブはすべて植物の一部で、世界中のさまざまな国で生産されていることから、同社は気候変動による食料不足・農業衰退を重要課題の一つととらえ、環境負荷の低減や持続可能な調達を推進。新たな産地の開発、栽培における環境負荷低減を進めるため、さまざまな地域と連携し、スパイスやハーブの多様な栽培方法を検証・確立することが必要としている。

このほど、徳島県にし阿波地域(美馬市・三好市・つるぎ町・東みよし町)の世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」に着目し、徳島県で事業を行うさわ、ANAあきんど徳島支店とともに、同プロジェクトの活動を支援する。

「にし阿波の傾斜地農耕システム」の一地域である「つるぎ町家賀集落」は、過疎が進み、伝統農法の担い手不足が深刻化している。同プロジェクトは、この集落において環境負荷の低い栽培方法でハーブを中心とした付加価値のある作物を栽培し、関係人口を増やすなど地域の活性化と新たな価値の創出を目指す。この中でエスビー食品は、栽培する作物の提案や栽培支援、ハーブを使ったレシピの開発支援、収穫した作物を使った商品の商品化・販売支援を行う。

また、天空の集落(ソラ)の畑での栽培実験の一つとして、5月25日にローズマリー、セージ、タイム、バジルなどのハーブの苗植えを実施。プロジェクト参加団体とともに同社従業員も参加し、約3アールの農地で、畝(うね)の造成、苗の植え付け、カヤ(敷き草)のすき込み、水やりを行った。

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