全国から生産者と消費者100人以上が集合「有機米サミット2023」開催 パルシステム2023年7月3日
パルシステムグループは6月29日、30日の2日間、山形県鶴岡市で「有機米サミット2023」を開催。全国15か所の米産地から集まった生産者による技術交流や、100人を超える利用者との交流が行なわれた。
「庄内協同ファーム」で開かれた「有機米サミット」の会場(山形県鶴岡市)
「有機米サミット」は、山形県鶴岡市の「庄内協同ファーム」を会場に、パルシステムの有機米生産者と消費者の地域を超えてつながり、有機米をとりまく情報交換や生産者同士が技術共有などを図った。同時に食卓の中心である米を持続可能な状態で生産できるよう、産地の取り組みを広く伝えることも目的として行なわれた。
当日は、全国から15産地の生産者、農林水産省、農研機構、行政職員、大学教授、米卸のほか、パルシステムグループから役職員、組合員を加えた100人以上が参加。1日目は、予約登録米の販売量推移や作柄報告のほか、農研機構による「農業分野での温室効果ガス削減に向けた取り組み」をテーマにした基調講演、農林水産省から「温室効果ガス削減の見える化について」をテーマに報告があった。
2日目は、「庄内協同ファーム」施設の見学や圃場でアイガモロボや除草機を視察。参加した生産者からは「生産者同士の技術交流の機会は貴重。すでに導入している生産者から、直接話を聞ける機会はありがたい」という声があった。
パルシステムは、設立当初から30年以上、食料自給率の向上や生物多様性の保全、文化・景観の継承など、持続可能なくらしづくりに取り組んでいる。食の多様化などを背景に、国内の米消費量は減少するなか、米の消費量を高めるため、従来からの取り組みを、もっと自分らしく、選び、出会い、見つけ、声に出していけるよう、サステナブルアクション「もっといい明日へ 超えてく」を2022年度から開始。2023年は重点テーマを米とし「お米で超えてく」を展開している。
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