東大 鈴木宣弘教授が原作・監修『マンガでわかる日本の食の危機』発売2023年7月3日
日本が直面している食料安全保障の危機をわかりやすく伝えるため、マンガと解説で構成した『マンガでわかる日本の食の危機』(方丈社刊、1500円・税別)が7月4日に発売。原作・監修はベストセラー『世界で最初に飢えるのは日本』の著者で東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏が手がけ、発売前から重版となるなど注目を集めている。
「食糧危機はいつか必ず起きる」ではなくすでに始まっている。食料品の値上がりどころではない「買いたくても買えない」という深刻な危機が迫っている。
また、 食の危機は「量」だけではなく、「質」の危機も深刻。他国からの干渉により農薬の残留基準値は緩和され、遺伝子組み換え・ゲノム編集作物に対する規制も輸入品に関してはザル同然になっている。
酪農でも成長ホルモン規制が緩和されており、EU圏では安全基準を満たしていないために禁輸措置がとられているような肉などが輸入されている。表示義務も無効化され、気づかないうちに食べてしまっている現実がある。
『マンガでわかる日本の食の危機』は、食の危機に関する様々な問題を9話のマンガと、鈴木教授とキャラクターのやりとりによる解説で補足。苦しむ酪農家への取材も行い、日本が直面している食の「質」と「量」の危機に対する課題をリアルに伝える一冊となっている。
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