キユーピーインドネシア 調味料の生産ラインを増設 生産能力を約2.6倍に増強2023年7月7日
キユーピーは、グループ会社のキユーピーインドネシア本社工場に、マヨネーズ・ドレッシングなど調味料の生産ラインを増設し、生産能力を現在の約2.6倍に高める。増設するラインの稼働は2024年11月を予定。東南アジア最大の人口を有するインドネシアにおける展開を加速する。
増設ラインの完成イメージ(キユーピーインドネシア本社工場)
キユーピーインドネシアは、2013年にキユーピーの東南アジア4か国目の生販拠点として設立。食の洋風化や外食産業の発展などを背景に、業績は創業以来、右肩上がりに伸びており、2022年度の売上は2019年度比で2倍以上と急拡大している。
生産品目例の「キユーピー マヨネーズオリジナル(家庭用)」(左)と「キユーピー 焙煎ごまドレッシング(家庭用)」
インドネシア国内は、今後さらなる人口増加が見込まれることに加え、経済成長により世帯所得も増加。今回の増設により、インドネシア国内の需要増加を見据えた供給体制を強化する。増設するラインでは自動化設備を導入し、品質や生産性の向上に取り組むとともに、再生可能エネルギーへの転換なども検討。2030年度までに生産量当たりのCO2排出量を50%以下(2018年度比)に削減することを目指す。
また、キユーピーインドネシアでは、創業以来、イスラム教徒が安心して食べられるよう、製造・販売する全ての商品で「ハラル食品」の認証を取得。今後も、食の多様化や、現地の食材・料理に合わせた商品やメニューの提案を通してインドネシアの食の発展に貢献していく。
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