食料自給力を上げる「日本のこめ豚」『おしごと年鑑』で紹介 パルシステム2023年7月10日
パルシステム連合会は、朝日新聞社・朝日学生新聞社が発刊するキャリア教育支援教材『おしごと年鑑』に、2019年から5年連続で協賛。教材では「豚が田んぼを守る!どういうこと?」をテーマに、飼料用米を使って育てられた「日本のこめ豚」について、また、お米を食べて食料自給率を向上させるパルシステムの取り組みについて紹介している。市販本は7月7日、全国の書店・ネット書店で発売。
『おしごと年鑑』は、小・中学生向けのキャリア教育教材で、企業や団体の仕事内容の紹介や、子どもたちの身近な疑問の解消など、「働くこと」について楽しく学べる教材。
毎年、日本全国の小・中学校(約3万校)と教育委員会、子ども食堂、学童、小児病棟などに寄贈されており、子どもたちが将来の仕事に対するビジョンを描く手助けとなっている。
協賛5年目となるパルシステム連合会は、「豚が田んぼを守る!どういうこと?」をテーマに、飼料用米を使って育てられた「日本のこめ豚」の開発背景や、パルシステム職員の役割について紹介した。
パルシステムと産直産地は、日本の米離れや飼料原料である穀物価格の高騰が深刻化した2006年から飼料用米利用の取り組みを始め、2008年に「日本のこめ豚」として商品化した。
「日本のこめ豚」は、日本人の米離れや輸入飼料の値上がりから、米農家や畜産農家が危機に面していたことを背景に、行政や米農家に飼料用米の推進を提案した結果、2008年に誕生。以降、東日本大震災による輸入飼料の供給停止や、新型コロナウイルスによる余剰米の発生防止に貢献し、米農家と畜産農家双方に利点のある仕組みとなった。
一方、SDGsページの「お米を食べて食料自給率を向上」では、米の消費量増加が日本の食料自給率を向上につながることや、消費量向上につなげる当社の取り組みを紹介。米の消費量は年々減少しており、今後も減少が続くと米農家人口の減少、米の生産量の減少につながる。パルシステムでは、消費者への米に関する情報発信や、米を使用した商品開発、飼料用米の活用、予約登録米を広げる取り組み「お米で超えてく」を呼びかけている。
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日