東大先端科学技術研究センターに寄附講座を開設 人材募集開始 むすびえ2023年7月20日
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、東京大学先端科学技術研究センターに寄附講座を2024年度から開設。「ごきげんな地域づくり(well-being community)人材育成研究」を行うための人材を募集している。
むすびえは、全国のこども食堂の中間支援団体(地域ネットワーク団体)等と連携し、全国に広がるこども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会づくりに向けて活動している。
少子高齢化、地域コミュニティの希薄化し、豪雨災害等の大規模災害も多発する中、安心な暮らしの実現には、ゆるやかな人と人とのつながりを生み出していくことが求められている。また、属性別・課題別に設計された従来の制度・政策に基づいた既存の施設やボランティア等で運営される地域の居場所は全国にあるが、それらの連携や協働は、地域全体には広がっていない。地域を面的に捉え、こども食堂など地域の居場所や、分野を超えた多様なステークホルダーとの連携と協働を促すコーディネート人材の育成が急務となっている。
すでに一部の地域では、地域コーディネーターが、地域資源をつなぎ、豊かな地域づくりに向けた実践も始まっているが、優秀な地域コーディネーターだけが、それを担っていくのでは、社会全体の課題解決にはならない。さらに、社会課題の解決には、NPO等の中間支援組織が、産官民の縦割りを超えてパートナーシップを確立し、自らも参与して課題解決に取り組むことも求められている。
こうした背景から、むすびえは、東京大学に寄附講座を開設(2024年度より)し、①子どもの居場所づくりの地域コーディネーター、および ②分野を超えた地域での官民連携コーディネーターに求められる資質の指標開発と研修プログラムの開発とその社会実装を行う。今回の募集では、同事業を担う人材を募集する。
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