宅配インフラを地域へ 相模原市と子育て支援など包括協定 パルシステム神奈川2023年8月7日
生活協同組合パルシステム神奈川は8月10日、相模原市役所本庁舎で市との包括協定締結式を実施。子育て支援など12項目で行政と連携し、活力ある地域社会づくりをめざす。
パルシステム神奈川の配送拠点、相模センター
相模原市との連携事項は、地域産業の活性化、健康づくりや子育て支援などの12項目を予定しており、実現に向けて協議していく。
生活が困難な学生への配送拠点での就労機会提供や利用者宅までの商品配送中の地域見守り活動、消費者被害防止のための地域住民への啓発活動などに取り組む。災害発生時なども行政と速やかに連携し、地域住民の支援に対応する。
パルシステム神奈川は1975年、「けんぽく生協」として相模原市で創設。相模原市民祭りへの出店や生協運営協議会への参加、小学校への出前授業実施などを通じて地域と連携してきた。2022年10月からは、市内の一部地域で見守りを目的とした高齢者専用配達コースの試験運用も開始。通常より商品受け渡しの時間を長く取り、利用者の困りごとや体調などを聞きとることで生活をサポートしている。
配送拠点の相模センター(相模原市中央区上溝)では、こども食堂や地域団体などへ会議室を開放し、地域連携をさらに推進していく。
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