プラスチック資源循環へ 海洋プラ配合パレット導入 雪印メグミルク2023年8月8日
雪印メグミルクは、製品の輸送や保管に用いる荷役台として、海洋プラスチック(OBP:オーシャンバウンドプラスチック)を配合したパレットを6月から導入した。
"海洋プラスチック"を アップサイクルしたプラスチックパレットのイメージ・導入したプラスチックパレット
雪印メグミルクグループでは、食の持続性の実現に向けて、社会的・経済的価値が同期化したサステナビリティ経営を進めており、重要課題(マテリアリティ)の一つに「環境負荷の低減」を掲げている。
海洋プラスチック問題においては、毎年少なくとも800万トンのプラスチックごみが新たに海に流出し、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるといわれる。
同社では、破損・老朽化したパレットやクレートを再商品化(リサイクル)したプラスチックパレットを使用してきたが、このほど、海洋プラスチックを配合したパレットを採用することで、さらなるプラスチック資源循環を図る。
今回導入したパレット(サイズ:1100×1100×140mm、重量:23.5kg)は、岐阜プラスチック工業が製造。素材の一部にオーシャンバウンドプラスチックを使い、海洋プラスチック問題の解決に向けた環境省のキャンペーン「プラスチック・スマート」のロゴを印字している。バージンプラ100%使用のパレットと比較した場合、CO2削減量が1万8813kg(1000枚あたりの値)になる。
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