売上高0.6%増、営業利益60.6%増 2023年12月期2四半期決算 やまびこ2023年8月22日
やまびこは8月10日、2023年12月期第2四半期の決算短信(連結)を発表した。
主力の海外小型屋外作業機械(OPE:Outdoor Power Equipment)は、北米や欧州各地で発生した天候不順の影響を受けたものの、北米市場における一般産業用機械の伸長や円安による押し上げ効果もあり増収。国内では、肥料・燃料価格の高騰を背景に農業従事者の購買意欲減退の影響を受けて、刈払機やチェーンソー、大型防除機など、主に農家向けの販売が減少したことで減収。
売上高は、801億5300万円と前年同期に比べ5億1300万円(0.6%)の増収。利益面では、前期に積みあがった北米子会社の製品及び生産用部材在庫の収益化が進んだことに加え、国内外で段階的に実施してきた価格改定の効果もあり、営業利益は102億2400万円で同38億5700万円増、60.6%増益となり、経常利益は106億3000万円で同30億6200万円増、40.5%増益。親会社株主に帰属する四半期純利益は67億1800万円で同8億6800万円増、14.8%増益の過去最高益となった。
国内売上高は212億9500万円(7.5%減)、海外売上高は588億5700万円(同4.0%増)となり、海外売上高比率は73.4%(前年71.1%)。国内外の部門別の売上高は、小型屋外作業機械が589億1300万円(1.0%増)、農業用管理機械が120億2900万円(7.5%減)、一般産業用機械が82億8600万円(13.4%増)、その他が9億2400万円(4.7%減)。
通期予想は、売上高1470億円(5.9%減)、営業利益125億円(43.9%増)、経常利益122億円(32.4%増)、当期純利益76億円(20.7%増)。
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