「タイパ」「コスパ」サラダを作る際に重視 サラダ白書20232023年8月24日
サラダクラブは、8月31日の「野菜の日」に合わせ、サラダの食文化の把握を目的とした年次調査を2010年から毎年行い、その結果を「サラダ白書」として発表している。今年は、「野菜・サラダの喫食実態と意識」や「パッケージサラダに関する意識」などについて、全国2060人の20~69歳の男女を対象にWebアンケート調査を行った。
同調査によると、野菜を摂取するために食べているメニューを聞いたところ、1位は生野菜のサラダ(67.8%)」と最も多く、「炒め物(55.6%)」、「汁物(54.6%)」と続いた。また、サラダで野菜を食べる理由として、美味しさや栄養価、調理の簡便性に加え、食事の最初に食べることで急激な血糖値上昇を抑える"ベジファースト"を実践できるからという意見もあった。
野菜不足解消に利用したい商品 「パッケージサラダ」が2年連続1位
野菜不足解消に利用したい商品(1~3位計)は、「パッケージサラダ」が45.3%と最も多く、次いで「野菜ジュース」が40.4%、「出来合いのサラダ」が39.2%と続いた。2015年から同様の意識調査をするなかで、「野菜ジュース」が長年継続的に1位だったが、昨年初めて「パッケージサラダ」が1位になった。また、「パッケージサラダ」の利用意向は、男女共に差がなく最も高い結果となっている。
20~30代女性は「タイパ」や「コスパ」を求める傾向に
一方、サラダを作る時に重視している点は「栄養バランスがとれること」(36.6%)が最も高く、続いて「新鮮な野菜を使うこと」(33.6%)、「手間をかけないこと」(33%)。性年代別にみると、20~30代女性は「時短できること」「お金をかけないこと」のスコアが高く、サラダ作りにタイムパフォーマンス(タイパ)やコストパフォーマンス(コスパ)を求める傾向が高いことがわかる。
パッケージサラダを使う場面 約半数が「時間がないとき
パッケージサラダを使う場面は1位が「時間がないとき」(49.2%)で、2位が「料理をするのが面倒なとき」(46.5%)、4位に「疲れているとき」(37.7%)と、料理に時間をかけたくないときに使うアイテムとして活用されていることがわかった。性年代別にみると、20代男性は「アウトドアで料理をするとき」や「来客があるとき」が高く、女性60代は「少量だけ必要なとき」、「他に手間のかかる料理を作るとき」、「青果の価格が高いとき」が全体より高い結果となった。性別や年代によって様々な理由やシーンで利用されていることが分かる。
単身世帯の過半数はパッケージサラダを袋やトレーのまま食べる
パッケージサラダの利用方法について、女性40代~60代、専業主婦(女性)、二世帯(親子世帯)は「皿に移して、他の具材を加えて」食べることが多い。一方、男性20代~50代、女性20代、単身世帯は、パッケージサラダの「袋を開けてそのまま/トレーのまま」食べると答えた人が他属性より多かった。特に単身世帯は過半数がパッケージサラダを袋やトレーのまま食べると答えている。
もともと時短アイテムとして使用されているパッケージサラダだが、"タイパ"を高めたい時流のなか、より手間や時間をかけず、洗い物も少なくする食べ方を好む人が多いことがわかる。
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