地元飲食店を事業継承 小規模事業のM&Aで地域経済を活性化 唐沢農機サービス2023年9月4日
農業機械のマーケットプレイス「ノウキナビ」を運営する唐沢農機サービス(長野県東御市)は9月4日、地元小規模事業者様からの事業継承により飲食店事業へ参入することを発表。高齢化・後継者不足等により廃業せざるを得ない小規模事業を継承、事業運営に必要な体制を整備することで、事業を存続させ地域経済の活性化と発展をめざす。
中小企業庁の調査によると2009年以降、小規模事業者の数は減少を続けている。小規模事業者は多くの場合、家族経営など少人数で事業を運営しているため経営・現場業務等の事業全般において現経営者に依存していることが少なくない。現経営者が保有しているノウハウが言語化されていないことも多く、事業を引き継ぐには相応の期間が必要になり、現経営者と承継者・従業員など事業に関わる当事者の負担も大きくなる。こうした事情に加え、現経営者の高齢化などの理由から事業の継続・発展が見込めずに廃業を決断する事業者も少なくない。
唐沢農機サービスは、経営者の高齢化などの理由から事業継続が困難になった地元飲食店を事業継承し、前経営者が培ってきた店舗の歴史や長く店舗を利用してきお客の思いを引き継ぐ。また、同社が培ってきたマーケティングノウハウ、業務の仕組み化、人事制度などの導入により持続可能な事業運営体制を構築し、事業の存続と発展をめざす。
今回、事業継承する店舗は、長野県小諸市で約20年に渡り、もんじゃ焼き・お好み焼きや鉄板焼きを提供する「もんじゃ焼き竹りん」。現在は事業の引き継ぎ・店舗の改装中で、リニューアルオープンは10月下旬を予定。新店舗では、「もんじゃ焼き竹りん」のサービスを引き継ぎ、もんじゃ焼き・お好み焼きを主に提供する。
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