食品ロス削減へ 再生利用仕向先のない原料使用の2商品を追加 日本生協連2023年9月7日
日本生活協同組合連合会は、規格外原料や流通できなかった原料のうち、再生利用の仕向先がない原料を使った商品の拡充を進めている。これまでの3商品に加え、9月から2商品を新たに発売した。
CO・OP完熟バナナのたまごパン・CO・OPもっちりジューシー!フルーツゼリー(レモン味・いちご味)
日本生協連は、持続可能な社会を実現するため、全国の生協で「生協の2030環境・サステナビリティ政策」を推進。2030年までに食品廃棄物を2018年比で50%削減することを掲げ、これまでも様々な方法で、食品ロス削減に取り組んでいる。今年春には、厳格な規格に沿わなかったバナナを活用した「CO・OP完熟バナナスムージー」や、酒造メーカーの梅酒を漬けた後の梅を使った「CO・OP梅酒の梅のドライフルーツ」を発売した。
こうした取り組みをさらに拡充するため、規格外のバナナを使った「CO・OP完熟バナナのたまごパン」と食品原料を無駄なく使用した「CO・OPもっちりジューシー!フルーツゼリー」の2商品を9月に発売した。
新商品の「CO・OP完熟バナナのたまごパン(Ca入り)」(6個入り、429円)は、完熟バナナピューレを練り込んだ、もちもちとした食感でまん丸な形のたまごパン。使用する原料のバナナは選別工程で生鮮用の厳格な規格に沿わなかったバナナを使った。また、「CO・OPもっちりジューシー!フルーツゼリー(レモン味・いちご味)」(100g、321円)は、国産果実のうまみや香りがぎゅっと詰まった、無香料・無着色でもちもち食感のジューシーなゼリー。ドライフルーツを製造する際に使う果物を漬けるシロップの残りを無駄なく使うことで、食品ロス削減につなげる。価格はいずれも税込。
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