日本産さつまいもの輸出用段ボール「2023日本パッケージングコンテスト」で入賞 Wismettacフーズ2023年9月13日
Wismettacフーズが主にタイ、香港、シンガポール向けに輸出販売している「日本産さつまいも」の輸出用段ボールが日本包装技術協会が主催する『2023日本パッケージングコンテスト』いおいて「輸送包装部門賞」に入賞した。
Wismettacフーズは、2030年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円とする政府目標の達成に向け、「オールジャパン」の取組のもと、海外で高く評価される日本産青果物の輸出強化を進めている。
りんご、ぶどう、いちごなど輸出重点品目のなかでも、「さつまいも(かんしょ)」については「焼きいも」ブームなどから海外マーケットからのニーズが高まる一方、長期安定出荷が実現できていない。その原因は、現状のさつまいも生産体系が大規模出荷体制まで至っていない点や、輸送時の積載効率・歩留まり率の低さ、海外で増加している産地偽装品の流通とされている。
『2023日本パッケージングコンテスト』で入賞した日本産さつまいもの輸出用段ボール
同社は、日本青果物輸出促進協議会が実施した、令和3年度補正「品目団体輸出力強化緊急支援事業」の大規模かんしょ輸出確立実証事業内で、レンゴー、野村総合研究所、東京青果とともに輸出用の最適な包材規格の設計・試験導入を目的として、輸出用段ボールを企画・制作した。
今回受賞した輸出用段ボールは、機能面において輸出向けの大規模選果場に最適化した設計により効率化。1枚単位で個体識別可能な情報を印刷することによりトレーサビリティ対応可能な段ボールとなっており、産地偽造品への対抗や区別化できる。また、機能面だけでなくデザイン面でも、日本らしいマンガやアニメのイメージを用いたデザインで、既存の日本産品と比べても輸出先国にて目を引く色合いとなっている。
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