花き流通プラットフォーム「ミライノミドリ」リリース 豊明花き2023年9月14日
観葉植物・花苗など鉢もの類で取扱高日本一の卸売市場を運営する、豊明花き株式会社(愛知県豊明市)は9月13日、花き流通プラットフォーム「ミライノミドリ」をリリースした。
ミライノミドリは、花き生産者が全国の卸売市場に商品を提案できる共通プラットフォーム。生産者自らが「こだわり」や「今この瞬間の魅力」などの情報をオンラインで提案でき、連携する全国の卸売市場を経由して園芸店や花店など販売事業者へ一斉に伝わることで、取引がはじまる。
これまでの花きの取引では、販売事業者は「卸売市場に入荷した商品から探して買う」という仕入だったため、生産者の想いが届きにくかった。同社は、この状況を変えるために生産者が商品提案できる花き流通ECプラットフォーム「イロドリ*ミドリ」を開発。年々、取引規模が増加し、2100の生産者と3800の販売事業者が参加する花き業界最大級のプラットフォームに成長した。生産者と販売事業者が、デジタル取引として完結するため日々の受発注にかかる労力は軽減され、新しいマーケットや商材が開発される等のメリットも生まれている。
こうした背景の中、同社が運営する卸売市場(愛知県豊明市)との取引サービスである「イロドリ*ミドリ」について、多くの生産者、販売事業者から、各々の生産・販売事情にあった、近くの卸売市場での取引に利用したいとの要望があったことから、イロドリ*ミドリの運営で培ったノウハウとシステム基盤をオープン化。全国の卸売市場で、また生産者自らの販売イベント等で利用できる花き流通プラットフォームとして「ミライノミドリ」を提供することになった。
「ミライノミドリ」の概要
「ミライノミドリ」は、花き流通プラットフォームとして、出荷伝票や納品伝票など、出荷段階における業務のDX化を推進。また、全国の卸売市場流通データと消費者の興味関心を示すデータとを紐づけ分析することで、「生産者」と「販売事業者」とをより迅速に確度の高いマッチングを目指す。まずは、JFIソリューション(東京都大田区)から提供される卸売市場流通データと、GreenSnap(東京都中央区)から提供される植物への興味関心を示すデータとの連携を予定している。
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