台風13号被害 宅配インフラ活用で利用者へ物資提供 パルシステム福島2023年9月14日
生活協同組合パルシステム福島は、9月8日に発生した台風13号による福島県内での被害を受け、被災した利用者へ支援物資の提供を9月11日から開始。宅配利用者を1件ずつ訪問し、安否を確認しながら飲料水や非常食、トイレットペーパーなどを届けている。
内郷白水町の被災エリア
福島県では9月8日、台風13号の影響による記録的豪雨で10河川が氾濫し、いわき市と南相馬市で1000棟以上の住宅が浸水被害に見舞われた。パルシステム福島ではこれを受け、宅配サービス利用者の安否確認を9月11日から開始。被災エリアの利用者宅を1件ずつ訪問し、被災時などに受け取れる共済金の申請案内をしながら、支援物資を届けている。川沿いの利用者宅では地盤沈下や冠水したままの自家用車なども見受けられ、甚大な被害が確認されている。
支援物資は、災害用の備蓄品で、飲料水や非常食、トイレットペーパーやマスクなど、緊急時に活用できる物資。スタッフが配送トラックに追従して運搬し、必要に応じて提供しており、利用者からは、「パルシステムを続けていてよかった」「本当にありがたい、感謝します」など声をかけられ、なかには涙をこぼす人もいた。
積み込んだ支援物資
災害ボランティアセンターとも連携し、地域内の被災者にも支援を広げるため、いわき市社会福祉協議会が開設したいわき市災害ボランティアセンターにパルシステム福島の職員を派遣。ボランティア登録者は、高齢者世帯などから優先的に、浸水被害を受けた室内の片付けや泥だし、水害ゴミの運搬などを支援する。
同団体とパルシステムは2019年の台風19号被害発生時にも連携し、車両提供やボランティア派遣などで地域の被災者支援に取り組んだ。
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