神明、農総研、東果大阪の合弁会社に東京シティ青果が出資 物流の高度化・効率化へ2023年9月15日
神明と農業総合研究所、東果大阪が共同出資で設立した株式会社コールドチェーン情報開発センター(東京都中央区)に、新たに東京シティ青果が8月1日に出資。今後、4社の枠組みとなり、コールドチェーン情報開発センターの取扱高の増加と物流のさらなる効率化が期待される。
農総研のブランディング事例
米卸の国内最大手である神明、農産物の産直流通の農総研、そして神明ホールディングスの子会社で青果卸大手の東果大阪は、2021年2月22日にコールドチェーン情報開発センターを設立。新たな枠組みによって、集荷・販売インフラの相互活用、より新鮮な農産物を流通させるための物流プラットフォームの高度化・効率化を行ってきた。3社の協力で同センターの設立以来、米や青果類の流通や消費の拡大に取り組み、着実に成果を上げている。
取り組み例として、滋賀県産の葱を「天下滋賀葱」と名付けたブランディングや、宮崎県産の「にっこりぴーまん」が挙げられる。いずれも農総研のブランディングのノウハウを活かし、3社の物流ネットワークで各地のスーパーに展開したもので、好調な販売実績を残している。
コールドチェーン情報開発センターの3社の枠組みに、このほど新たに東京シティ青果が加わることで、コールドチェーン情報開発センターの取扱高は大幅に増加し、物流もさらに効率化が期待される。また、東京シティ青果は豊洲市場の青果部門を運営していることから、西日本の農産物が首都圏を中心とした全国に、これまで以上に流通しやすくなる。
参画に先立ち、コールドチェーン情報開発センターと東京シティ青果が協業した先行事例として、「世界農業遺産」に認定された熊本県阿蘇地域で採れたアスパラガスを、「阿蘇パラ」の名称でブランディング。「世界農業遺産シリーズ」の第一弾として販売し、好調な販売状況となっている。
重要な記事
最新の記事
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日