PB商品「菜種油」産地 オーストラリア カンガルー島を視察 パルシステム連合会2023年9月19日
パルシステム連合会は8月27日~9月2日、オリジナル商品「圧搾一番しぼり菜種油」の原料主要産地であるオーストラリアのカンガルー島を視察。パルシステム利用者とともに訪問し、菜種生産者との交流をはじめ、菜種の作付状況・産地視察、南オーストラリア州政府へのカンガルー島内における非遺伝子組換え菜種の継続栽培を嘆願した。
産地視察で訪れたカンガルー島の菜種の圃場
今回の訪問では8月29日、収穫した菜種を保管する集荷施設や菜種の圃場を視察。今年のカンガルー島の菜種は土の状態も良く、生育も良好で約6000トンの収穫が見込まれる一方、原材料の高騰などによる価格改定の影響を受け、消費量は前年を下回る厳しい状況となっている。消費量増加に向けては、菜種の利用普及や新たな商品活用など、利用者と生産者が活発な意見交換を行った。
8月31日は、南オーストラリア州政府を訪れ、カンガルー島内における非遺伝子組換え菜種の継続栽培への感謝を伝えるとともに、引き続き非遺伝子組換え菜種栽培に取り組むよう訴えた。これに対しHon. Leon Bignell前農林水産大臣は、「カンガルー島の非遺伝子組換え認定をこれからも維持するよう尽力する」と語った。
カンガルー島産の100%非遺伝子組換えの菜種のみを使用した「圧搾一番しぼり菜種油」
パルシステムオリジナル商品の「圧搾一番しぼり菜種油」は、国際産直提携を結ぶオーストラリアのカンガルー島産の100%非遺伝子組換えの菜種のみを使用した菜種油。現在、日本で流通している菜種油の9割以上は遺伝子組換え原料を使っていると言われ、非遺伝子組換え原料の確保は年々厳しくなっている。パルシステムでは、限られた非遺伝子組換え原料を求め、南オーストラリア州・カンガルー島の生産者団体である、カンガルー・アイランド・ピュア・グレイン社(KIPG)と協定を結び、交流を続けている。
パルシステムでは、今年4月からの遺伝子組換え表示制度変更後も、安心して使えるよう「不使用表示」を継続。今後も「つくる」「たべる」「ささえあう」ともにいきる地域づくりを、カンガルー島の生産者や南オーストラリア政府と実現する。
重要な記事
最新の記事
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日