調理師学校への入学者・留学生数の減少止まる「調理師養成施設入学者・留学生実態調査」2023年9月21日
全国調理師養成施設協会は、2023年度「調理師養成施設入学者・留学生実態調査」の結果および動向を発表した。同調査は調理師学校の実態をより正確に把握するために実施。5月9日~31日、調理師養成施設264校を対象に行なわれた。
同調査によると、調理師学校の入学者は、就学人口の低下に伴い減少しており、2020年に回復の兆しが見えたが、2022年度は減少。今年度は昨年度と同等の数字となっている。長引くコロナ下での飲食店の苦境が影響していると推測され、今後地域や観光産業を活性化させるうえで、調理師の需要が見込まれる。
今年度の調理師学校における留学生の入学者総数は221人で、昨年度に比べて6人減少。国(地域)別では、アジア圏を中心に、昨年度と同様16か国(地域)から留学生が来ている。また、留学生を受け入れている学校数も横ばいで34校だった(2020年度は56校)。コロナの規制がなくなり、各学校で留学生対象の新課程を設置する動きもある。
留学生在籍課程では、1年制でも調理師免許は取得できるが、より専門的な調理技術を習得するために2年制以上の課程に在籍する留学生が4分の3を占める。
前年度入学した留学生が、2年次進級時、または1年制卒業時に専攻する専門料理部門を調査したところ、学校によって料理部門を専攻しないところもあるが、専攻ありの留学生のうち、日本料理を専攻した学生が約6割を占めた。これまで2018年度に専攻料理部門調査を始めてから5年連続で日本料理が7割をキープしていたが、初めて変化が見られた。
重要な記事
最新の記事
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日
-
TOWING「宙炭」活用 根域制限栽培によるシャインマスカット栽培実証開始 日本農業2024年7月18日
-
バイトアプリで1万人採用 農中提携の農業人材サービス 労働力確保に寄与2024年7月18日
-
全国7000名以上の生産者の声を反映 生産コスト低減へ JAグループ宮城 共同購入コンバイン出荷式 JA全農2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 全県で多発のおそれ 秋田県2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年7月18日
-
【注意報】野菜、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 過去10年最多の昨年を上回る誘殺 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】ネギにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年7月18日
-
農業用ドローン専用カスタマーサポート 繁忙期で対応拡大 ナイルワークス2024年7月18日
-
食物繊維が豊富なもち麦2種の品種登録 成果を紹介 生研支援センター2024年7月18日
-
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」エントリー&ハイエンドモデル同時リリース2024年7月18日