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アグリ&フーズ事業を拡大 青果仲卸の丸進青果を連結子会社化 エア・ウォーター2023年10月3日

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エア・ウォーター株式会社は、福岡県の青果仲卸、丸進青果株式会社の株式を10月27日付(予定)で譲り受けると発表。これまで丸進青果は当社の持分法適用会社(出資比率20%)だったが、株式追加取得により連結子会社化(出資比率51%)し、九州地区における中核会社としてアグリ&フーズ事業の拡大を図っていいくとした。

イメージ図イメージ図

昨今の国際情勢を背景に食料安全保障や食料自給率の向上が社会課題となる中、国内の青果物市場は生産農家の減少をはじめ、異常気象の常態化、円安による輸入品の高騰等により、青果物の安定供給の重要性が増している。

こうした様々な課題への対応に向けて、同社は青果物の専門商社ベジテックと資本業務提携を締結、また業務用ホール野菜などを販売するデリカフーズホールディングスの第三者割当増資を引き受けた。

両社との協業体制を構築し、同社グループから両社への北海道産野菜の安定供給や、物流「2024年問題」に備えた原料保管拠点の設置、産地リスク分散のための新規産地開拓などを進めてきた。

丸進青果のグループ入りにより、北海道と九州それぞれの青果物供給における端境期を補完することで通年での安定供給を実現。

また、九州を主産地とする白菜などの葉物野菜やトマトなどの果菜の取り扱い強化により、幅広い品目の青果物の供給が可能となった。

青果物の加工においては、丸進青果の関連会社ブイエムと、当社グループで九州産青果物の卸売、加工を手掛けるトミイチ九州が連携し、加工機能を強化。

さらに、同社グループが建設中の「熊本低温物流センター」(2024年2月稼働開始予定)とも連携を図り、本州の大消費地向け輸送で課題となる「物流2024年問題」に備えて、原料保管機能や効率的な幹線物流の構築を進めていく。

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