「下町戦跡めぐり」開催 東京大空襲体験者の話をオンライン配信 パルシステム東京2023年10月4日
パルシステム東京は10月15日、東京都江東区で東京大空襲による戦跡をめぐるフィールドワークを開催。あわせて東京大空襲・戦災資料センター(江東区北砂)で聞く空襲体験者の話をオンラインで配信する。
下町戦跡めぐりでは、1945年3月10日の東京大空襲で一帯が焼き尽くされた江東区内の供養塔などを見学。東京大空襲・戦災資料センターの運営委員を務める工藤芳弘さんと各所をめぐり、密集する木造住宅が狙われ約10万人が命を落とした空襲の状況について説明を受ける。
資料センターでは、深川で空襲にあった西尾静子さんから当時の話を聞く。6歳の西尾さんが「心を壊した」と語る、焼夷弾で黒こげになった人々や焼野原のようすを伝える。西尾さんの話はオンラインでも配信し、会場の参加者とともに戦争が残す傷跡について考える。
展示室には実物の焼夷弾も置かれ、模型で重さを実感。夜が明けた後の惨状を捉えた写真や被災品など当時を伝える資料を見学する。戦争体験者の高齢化で語り部がしだいに減っていくなか、ひとりでも多くの人に戦争の惨禍を伝える。
◎「下町戦跡めぐり2023~東京大空襲を知ろう~」開催概要
日時:10月15日10:00~12:00※オンライン配信は11時から
集合:東西線「東陽町駅」9:45
参加費:無料
定員:現地参加15人、オンライン参加100人
講師:戦跡めぐり工藤芳弘さん(東京大空襲・戦災資料センター運営委員)、空襲体験談西尾静子さん(東京大空襲被災者)
申し込み:現地参加(パルシステム利用者同伴なら誰でも申込可)
締切:(現地参加)10月4日12時、(オンライン参加)10月9日12時
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