記者と写真家が捉えた福島 原発事故を考えるトークイベント開催 パルシステム東京2023年10月5日
パルシステム東京は10月21日、東新宿本部で東京新聞記者の片山夏子さんとフォトジャーナリストの佐藤慧さんによるトークイベント「終わらない「東京電力福島第一原発事故」を考える」を開催。福島第一原発事故以降、現地に足を運んで取材した内容から、廃炉作業員の労働環境や思い、置き去りにされた帰還困難区域の現状などを伝える。
講師の片山夏子さん、佐藤慧さん©Dialogue for People
片山さんは、2011年の東京電力福島第一原発以降、作業員による事故収束工程や日常、家族への思いを取材している。
酷暑のなか全面マスクを装備し、大量の汗をかきながら作業する過酷な労働環境や家族と離れて暮らす寂しさなど1人ひとりの思いを伝えてきた。
これらの記事をまとめ出版された「ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録」は「第42回 講談社 本田靖春ノンフィクション賞」、「第20回 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 奨励賞」を受賞している。
一方、佐藤さんは認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)の代表理事を務めており、世界の困難や危機に直面する人々を取材。
「無関心」を「関心」に変えるため「伝える」活動をしており、東日本大震災の被災地も継続的に取材してる。誰ひとり行き交うことのない帰還困難区域で娘の遺骨を探し続ける男性など、大きな社会の流れのなか、置き去りにされがちな人々の姿を伝えている。
◎開催概要
日時:10月21日 10:30~12:30
会場:パルシステム東京東新宿本部2階会議室(新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿)
オンライン:Zoom開催
参加費:無料
申込締切:10月6日12時まで
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