日本包装産業展「JAPAN PACK 2023」東京ビッグサイトで6日まで開催2023年10月5日
(一社)日本包装機械工業会が主催する「JAPANPACK2023[日本包装産業展]」が10月3日、東京ビッグサイトで開幕。420社・団体の"包む"にまつわる最新鋭の機器・技術・サービスが集結する総合展示会で同6日まで開催している。
3日に東京ビッグサイトで行なわれた開会式
1964年以来、34回目となる今回は「未来の包程式―当たり前のその先へ―」をテーマに開催。「生産現場の自動化・効率化」「持続可能な社会への対応」「安全安心の実現」「市場の拡大」など喫緊の課題を解決するため、包装機械および資材を軸とした、サプライチェーンに関わる多彩な製品や技術、最新鋭の新機種が集結した。
初日の3日に行なわれた開会式では、主催者を代表し、同会の大森利夫会長が「包装にまつわる今とその先のトレンド、並びにユーザー・バイヤーが集い、今回も新ビジネス創出の場として大いにご活用いただけものと確信をしている」とあいさつ。また、アジア・アセアン地域における包装産業および関連産業のさらなる発展を企図して日本包装機械工業会、韓国包装機械工業会、台湾包装協会の3団体が、主要な業界団体・機関における人材、情報等の相互交流を推進するAPAC-AsiaPackagingAssociations'Club(APAC)の設立計画に賛同し、創立発表会を開いた。
「JAPAN PACK 2023」の会場
今年は初開催の企画として、現場の生産性向上や持続可能な社会実現に寄与するソリューションを展示する「自動化・環境ソリューションコーナー」を実施。また、スタートアップ企業や教育・研究機関14社・機関が最新の技術や研究成果を披露する「スタートアップ&アカデミックエリア」、食品・製パン製菓業界へ向けた課題解決策を発信する、日本製パン製菓機械工業会による特別展示「MOBACSHOWパビリオン」などの企画を開催している。
また、2日目の4日には、今回で8回目を迎える〈JAPANPACKAWARDS〉の表彰式が行われた。安全性・衛生性、生産性向上、品質向上、省資源・省エネ、省人化等の課題解決につながる製品および技術としてノミネートされた19製品から、キーエンス社の「包装フィルム用UVレーザプリンタFP-1000シリーズが大賞として選出された。
なお、優秀賞にはゼネラルパッカー株式会社の「ツイン給袋自動包装機GP-E200W型」、靜甲株式会社の「ネック搬送式充填巻締機BTWー610MS」、PACRAFT株式会社の「HyperScope」、株式会社イシダの「トレーシーラーQX-500」、四国化工機株式会社の「小型ペットボトル用成形充填機SBシリーズ機」、丸東産業株式会社の「吸湿くんEX」が選出された。
会場では、出展者ブースでの展示に加え、包装関連業界における有識者の特別講演会・専門セミナーなど50本以上のプログラムを実施。他にも、産学連携企画として、包装業界についてのガイダンス後、出展企業ブースを巡ることで包装機械や包装資材を体感できる「包装業界見学ツアー」や、包装学校の開講50周年を記念した「包装学校50周年記念行事」を実施する。
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