福島の魚を食べよう 農水省「あふ食堂」など6省庁の食堂で「水産フェア」開催2023年10月5日
SANKO MARKETING FOODSは、農林水産省の職員食堂「あふ食堂」など、同社が運営を受託する6省庁の食堂で、処理水海洋放出後、海外輸出が減少し、甚大な影響を受けている産地を中心に応援するため、「食べるぜニッポン!水産フェア~サカナホタテタベタイ~」を実施。北海道や青森県などのホタテ、福島県、宮城県を中心とした水産物の提供により、現在の水産の産地の窮状や産地の原状を伝える。
暖かい海流の黒潮と冷たい海流の親潮がぶつかる福島県沖の海域で獲れる魚介類は「常磐(じょうばん)もの」と呼ばれ、昔から市場で高く評価されてきた。しかし、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、漁獲量は大きく落ち込み、今回の処理水の海洋放出後も、科学的な根拠が示されているにも関わらず、海外での風評に悩まされている。
同社は6省庁の受託食堂として、農水省『あふ食堂』、財務省『テゾリーナ』『三福』、外務省『笑縁食堂』、法務省『霞ケ関一丁目食堂』、厚生労働省『笑縁食堂』『グッド・ミール・ダイニング』『おひるどき』、市ヶ谷防衛省『笑縁食堂』勝田自衛隊基地内『笑縁食堂』を運営。また、同社自らも漁業従事者でもあり、さらに豊洲の大卸業をグループ会社で営んでおり、産地の漁業従事者や水産事業者と深い付き合いがある。
今回のイベントでは、同社ならではの取り組みとして、危機的な状況にある産地や水産事業の問題を広く発信し、国内の「魚食」の消費量を増やしていくことをめざす。各受託食堂では、イベント期間中、グループ会社である豊洲の「綜合食品」を通して、JF福島漁連が開発・加工している「めひかり唐揚げ」「さんまのポーポー焼き」を提供する。
6省庁で実施する「食べるぜニッポン!水産フェア~サカナホタテタベタイ~」のイベントメニュー
福島県ではめひかり、さんまは国内有数の水揚げ量を誇る魚。めひかりは福島県いわき市の「市の魚」にも制定され、福島県の特産品となっている。淡白ながらしっかりとした旨味と脂が乗った白身とふんわりした食感が特徴で、大変美味しい魚で、めひかりをカラッと揚げてサクサクの香ばしい食感は絶品。一方、「さんまのポーポー焼き」は、さんまをミンチ状にしてハンバーグのようにした料理。焼くとたっぷり乗った脂が溶け出して火に移り「ポーポー」と燃える事から、この名が付いたと言われている。さんまの味が口いっぱいに広がり、この季節におすすめの1品。
なお、農林水産省の「あふ食堂」以外は一般は利用不可。「あふ食堂」は入館手続きが必要。
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