高品質の牛乳を安定供給へ 下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結 グリーンコープ2023年10月18日
西日本を中心に16の生協で構成されている(一社)グリーンコープ共同体(福岡市博多区)は10月16日、臨時総会において下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結した。
国際情勢の流動化や、円安の進行によって、輸入飼料が高騰。国際情勢や為替に影響されず、安心・安全・高品質な牛乳を安定供給するには輸入飼料に頼らない飼料の国産化が不可欠となる。そこで、グリーンコープは下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結し、国産飼料の製造から乳牛の飼育、そして牛乳の製造まで一貫して行える体制を新たに構築する。
同協定により、安心・安全な牛乳を安定供給するため、①1000頭規模の酪農場の建設、②年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMRセンター建設、③びん牛乳工場の建設、について3者の共同経営で実施。これら一連の取り組みは、来年中の稼働を予定している。
一般的な「産直」は、生産者とグリーンコープのような販売者の関係は「つくる、売る」という一方向の、シンプルな関わり方だが、今回の提携によって、生産者がグリーンコープと共同で牛乳や飼料をつくり、経営にも参画する「新しい産直」を目指す。
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