2023年「食トレンド」大賞は「ライスペーパー」クックパッド2023年11月30日
クックパッドは11月29日、第7回「食トレンド大賞2023」と「食トレンド予測2024」を発表。「食トレンド大賞2023」は、TikTok発のトレンド「ライスペーパー」が選ばれた。また、「食トレンド予測2024」は、「パリおにぎり」「とうもろこし」「モノクロスイーツ」「クラフト紅茶」「アジアン粥」「英国式スコーン」「グラブジャムン」の7品が選出された。
「食トレンド大賞」と「食トレンド予測」は、日本最大のレシピサービス「クックパッド」の検索キーワードやアクセス動向、月間PV約4000万・公式SNSのフォロワー数約900万人のニュースメディア「クックパッドニュース」などのデータを元に、2023年を象徴する料理・食材のトレンドおよび2024年の流行の兆しがある料理・食材が選出される。
2023年は4月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類感染症になり、10月の訪日客数がコロナ流行前を上回り、オフィス出社回帰の流れが起きるなど、人の往来が戻りつつある過渡期の一年となった。
食トレンド大賞2023 選出ラインナップ
「アフターコロナ」も、コロナ下で主流となったSNSから食のトレンドが生まれる流れが続いている。「ライスペーパー」「暗殺者のパスタ」のように新しい発想のメニューや作り方で注目を集めたもの、「進化系クロワッサン」「2Dケーキ」「プヂン」などカフェやテイクアウト専門店発の見た目が楽しいものが、SNSにより大きなトレンドとなった。
一方、相次ぐ食料品の値上げや円安が違う角度の食のトレンドを生んだ。昨年に続く小麦粉高騰からの「米粉」人気の高まりは、生活者の健康志向にも合致し長期トレンドに。また卵の高騰から「卵なしレシピ」も注目を集めた。見た目が楽しい料理と実用的な料理という二極化が、2023年のトレンドの特徴となる。
食トレンド大賞は「ライスペーパー」
クックパッド食の検索データサービス「たべみる」によると、クックパッドで「ライスペーパー」の2023年SI値は、2022年と比べ約5.6倍の上昇。全てのキーワードの中で、前年比で一番検索頻度が上昇したのが「ライスペーパー」だった。豚肉と大葉を包んだおかず、アイスクリームを包んだアイスだいふく風、カットして揚げたせんべい風、豆乳鍋で楽しむ湯葉風など、おかずからおやつまで幅広くアレンジされ、家庭に浸透した。
2024年の食トレンド
食トレンド予測2024 選出ラインナップ
おにぎり、お粥、とうもろこしなど、日本に古くからある食材や料理が、SNSや海外からのアイデアに影響を受け、これまでとは異なるスタイルで楽しまれると予測。また、健康志向の高まりと、2022年以降続いている物価の高騰により、米が人気の主食として再び脚光を浴びる可能性も高まっている。
クラフト紅茶やとうもろこしは産地の努力や品種改良などでよりおいしく多様な品が生み出されており、楽しみ方や料理の幅が広がるとみられる。
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