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日曹金属化学とミライ化成 炭素繊維のリサイクル分野で協業開始2023年12月11日

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日本曹達のグループ会社の日曹金属化学と、三谷産業のグループ会社のミライ化成は12月8日、炭素繊維のリサイクル分野において協業を開始したことを発表した。

炭素繊維のリサイクルを行う日曹金属化学会津工場(福島県磐梯町)炭素繊維のリサイクルを行う日曹金属化学会津工場(福島県磐梯町)

日曹金属化学は、長年にわたって培ってきた廃棄物処理技術で廃棄物の無害化や減容化、有価資源の回収に取り組んでいる。ミライ化成は、炭素繊維と樹脂(プラスチック)を混合した炭素繊維複合材の製造工程で生じる端材・廃材などから炭素繊維を回収できる独自技術を確立し、最終製品や素材の成形プロセス確立にも取り組んでいる。今後は、両社の強みや経営資産を活用しながら、炭素繊維のリサイクルの社会実装および循環型社会の実現を加速させる。

「クリーンな未来創りへのあくなき挑戦」を掲げる日曹金属化学は、日本曹達から分離独立前の高度経済成長期後半の昭和40年代から廃棄物処理事業を開始。以来培ってきた化学品製造技術や金属の精錬技術も活かしながら、省エネルギー、省資源、廃棄物の削減・リサイクル、有害物質・地球温暖化ガスの排出削減など積極的に取り組んでおり、同社の会津工場は、通常の許可基準よりも厳しい基準をクリアした優良産廃処理業者の証である「優良基準適合認定事業所」にも認定されている。高度な独自技術をベースに、広大な敷地と産業廃棄物処理設備とリサイクル設備を有効活用し、時代の変遷やニーズの変化に応えるため、資源リサイクルのテーマを模索してきた。

炭素繊維のリサイクルを行うミライ化成の三沢LAB(青森県三沢市)

一方、ミライ化成が展開するリサイクル炭素繊維事業は、端材・廃材の状態に合わせて適切な処理を施し、加工しやすい状態で用途に合わせて短繊維から長繊維まで取り出せる独自技術を確立。この事業を拡大するため、例えば中小企業とのパートナーシップ構築や長野県企業との協業・共同開発に取り組むほか、最近では国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2023年度「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム〔追加公募〕」の実用化開発フェーズにおいて「再生炭素繊維不織布を利用した高効率CFRTP加工技術の開発」が採択された。こうした想定以上の事業進捗をうけ、リサイクル炭素繊維事業をさらに拡大するため、量産工場の新規建設について検討を重ねてきた。

今回の協業においては、日曹金属化学が会津工場で複合材の端材・廃材を集積し、ミライ化成の独自技術・ノウハウを用いて炭素繊維を取り出す役割を担う。また、ミライ化成は、日曹金属化学で回収・再生した炭素繊維の加工・成形に関する技術開発およびリサイクル炭素繊維の製品開発とリサイクル炭素繊維のサプライチェーン構築に取り組む。

化学品の知見に長けた日本曹達グループと商社として幅広い販売網を有する三谷産業グループ、両社の強みや経営資産を相互に活用することにより、従来から課題としてきたコストの抑制と、製品化の問題解決を図り、リサイクル炭素繊維の社会実装および循環型社会の実現に向けて取り組む。

炭素繊維のリサイクルにおける両社の役割分担イメージ炭素繊維のリサイクルにおける両社の役割分担イメージ

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