「家事」の意識調査 タイパを意識する家事1位は「調理・食事の支度」日本生協連2023年12月14日
日本生活協同組合連合会は、「家事」への意識調査の結果を発表。家事の不満点の1位は「疲れる・大変である」で、家事を前向きにするには「適度に手を抜く・完璧を目指さない」という回答が多かった。
同調査は9月5日~10日、ふだんのくらしの中で多くを占める「家事」の実態や意識を調査し明らかにすることを目的に、組合員を対象とするWEBアンケートを実施。有効回答数は3157件。
同調査によると、普段のくらしで、タイムパフォーマンス(タイパ)を意識している家事を尋ねたところ、最も多かったのが「調理・食事の支度」(42.8%)で、2位の「食事の後片付け」(20.8%)、3位の「買い物」(19.6%)を大きく上回る結果に。タイパを意識する家事を「調理・食事の支度」と回答した人を年代別でみると、20代が50.0%、30代が48.6%、40代が49.0%と、若い年代では全体より高い傾向にあった。一方、できればもっと手間をかけたいと思っている家事を尋ねたところ、「部屋の掃除」(50.9%)が最も多く、タイパで1位だった「調理・食事の支度」(37.2%)が2位という結果になった。
家事において不満に思うことを尋ねたところ、1位は「疲れる・大変である」(46.1%)。2位以降は「終わりがないように感じる」(43.2%)、「思うようにやりきれない」(31.6%)と続いた。20代、30代の若年層では、1位は全体の結果と同じく「疲れる・大変である」(55.7%)だったが、次に多かったのが「時間が足りない」(47.9%)という結果になった。
不満な点として「疲れる・大変である」や「終わりがないように感じる」という回答が多い家事だが、そんな家事を前向きにするために、意識していることや工夫していることを尋ねると、最も多かったのが「適度に手を抜く・完璧を目指さない」(56.9%)。続いて「こまめに家事をする・後回しにしない」(38.6%)、「"ながら家事"をする」(29.3%)という結果に。また、ふだん前向きに家事をしているかを尋ねたところ、「前向きに家事をしている」「どちらかといえば前向きに家事をしている」が計53.9%で、半数以上の人が前向きに家事をしていることがわかった。
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