持続的な青果供給へ 住友商事と業務提携契約を締結 ファーマインド2023年12月18日
ファーマインドと住友商事は12月14日、持続的な青果供給に向けた業務提携契約を締結したことを発表。日本の食料安全保障に寄与するため、農業生産者の支援による国内外の農業生産振興、調達・流通基盤の強化を通じて、持続的な青果供給の実現を目指す。
ファーマインドグループは、世界中そして日本全国の産地と消費者をつなぐコールドチェーンと情報ネットワークを核とした青果の総合流通プラットフォームを構築している。温度管理を行いながら、全国14か所の青果センターと海運・陸送物流が切れ間なく繋がり、独自に開発したITシステムが正確な情報を担保することで、高品質で効率的な青果流通を実現。さらに、従来からの主力商材である輸入青果物に加え、国産青果物の取り扱いを拡充し、国内農業振興への寄与を目指した取り組みを進めている。
住友商事は、長年にわたり国内外で青果物の流通・販売事業などに取り組んできた。また、総合商社として、青果物の他にも、農業や食料ビジネスを幅広く展開。農業人口の減少や食料自給率の低下、物流問題など、食料業界における社会課題に対応するため、さまざまな関連分野における知見やネットワークを活かし、多角的な視点で持続可能な青果供給の実現に資する取り組みを進める。
両社は、DXの活用と新技術の開発・導入を軸に、農業生産・物流の効率化や環境負荷の低減などによって、持続可能な国内農業生産と、消費者への高品質な生鮮青果の安定供給を実現し、生鮮青果流通の発展に貢献する。
<提携項目>
■国内外の農業生産振興
青果生産にかかる先進技術や効率的栽培手法の開発および導入による農業生産性の向上、労働力不足への対応
■国内外の調達・流通基盤の強化
青果調達基盤の強化、DXなどを活用した青果物流効率の最適化にかかる検討
■サステナビリティ推進
青果の生産・流通過程におけるフードロス削減、GHG排出量の測定・削減など、サステナビリティ推進への取り組み
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日