インターナルカーボンプライシング制度を導入 雪印メグミルク2023年12月21日
雪印メグミルクは12月20日、インターナルカーボンプライシング制度(ICP制度)を2024年4月1日から導入することを発表した。
ICP制度は、企業が独自に自社の炭素価格を設定し、長期的な視野で脱炭素投資の意志決定、脱炭素レベルの平準化を推進する仕組み。現在、世界中の企業でICP制度の導入が進められ、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の開示要求項目においても推奨項目になっている。
雪印メグミルクは、2021年10月にTCFD提言に賛同。サステナビリティ推進体制を強化し、脱炭素投資を進めてきた。さらに今年5月には2050年度に向けたカーボンニュートラル宣言を実施。今後、ICP制度を環境投資判断として活用することにより、気候変動対策に積極的に取り組んでいく。
◎ICP制度の概要
社内炭素価格:10,000円/t-CO2
適用範囲:省エネ・新技術導入に対する投資(2024年度はユーティリティ設備を対象)社内理解浸透後、対象範囲を他設備の導入に拡大する。
対象範囲:スコープ1、2(自社のCO2排出量)
活用方法:対象となる設備の投資に対して、社内炭素価格により費用換算し、設備選定時の参考とする。
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