「フードバンクちば」が抱える課題 配送インフラ活用で解決 渡辺パイプ2023年12月22日
渡辺パイプ株式会社は、家庭に眠っている食品を生活に困窮する世帯へ提供するフードバンクちば(千葉市中央区)の活動に賛同。地域貢献活動の一環として11月末、同社の配送インフラを活用し、千葉県内の複数の拠点で集めた食品(食品ロス)を回収してフードバンクちばに届けた。
フードバンクちばと渡辺パイプの連携イメージ
渡辺パイプは、保有する配送トラックを活用し、地域や環境に貢献できないかと模索する中、千葉県内でまだ賞味期限が残っているにもかかわらず、包装の破損や印字ミス、流通の都合などで大量の食品が廃棄されている現状に対し、こうした食品を企業や個人から引き取り、必要としている福祉施設・団体等や生活困窮者に無償で提供するフードバンクちばの活動を知った。
フードバンクちばは、千葉県内にある複数の社会福祉協議会の協力のもと、社会福祉協議会の各拠点で、家庭で余っている食品を学校や職場などに持ち寄り、食べ物を必要とする団体や施設に寄付をするフードドライブ活動を実施。一方で、フードバンクちばのスタッフやボランティアが社会福祉協議会の各拠点を訪れ、集めた食品を集約するにあたり、配送リソース不足や人的負荷がかかること等で課題を抱えていた。
この課題解決に向けて、渡辺パイプは千葉県内のエリア毎の定期便として配送ルートを走っているトラックを活用。得意先に荷物を降ろした後にできるトラックの空きスペースを、各社会福祉協議会で集めた食品を積み込んでフードバンクちばへ届け、集約することでフードバンクちばの課題解決に貢献した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日