2023年度の食育活動報告「SDGs教室」を本格始動 キユーピー2023年12月26日
キユーピーは2023年度(2022年12月~2023年11月)、「オープンキッチン」(工場見学)や出前授業「マヨネーズ教室」「SDGs教室」、子どもたちに野菜を食べる成功体験を届けるプロジェクト「#ごちそう写(しゃ)まチャレンジ」などの食育活動を実施。活動に参加した子どもの総数は約7万4000人となった。
小学生を対象とした出前授業の「SDGs教室」
2002年に開始した「マヨネーズ教室」は、社内認定制度「マヨスター」の資格を持つグループ従業員が講師を務める出前授業で、身近な食品であるマヨネーズや野菜摂取の重要性について学ぶ。2023年度は、全国66校の小学校で実施し、3288人の小学生が参加した。
さらに、食と環境の大切さを伝えることを目的とした「SDGs教室」を、新たな出前授業として本格始動。キユーピーグループの活動を交えて、環境問題について自分たちができることを考えてもらうプログラムで、2023年度は全国33校(参加者2329人)で開催した。
また、食生活と健康についての正しい情報提供を目的とした、大人が対象の講演会も開催。開始から40年目となった今年度は、100件の実施があった。
3年ぶりに「オープンキッチン」(工場見学)を再開
新型コロナ感染拡大防止のため2020年3月から休止していた来場による工場見学を、今年2月から順次再開(五霞工場:茨城県猿島郡、神戸工場:兵庫県神戸市、鳥栖工場:佐賀県鳥栖市)。
小学校の社会科見学も再開し、多くの小学生が来場した。また、コロナ下で始まり好評だった、ベビーフードを製造している鳥栖工場の「離乳食教室」など、一部はオンライン見学を継続。
今後も、来場による見学に加え、遠方からも参加できるメリットを生かしたオンライン見学も、併せて実施する。
2023年度の各工場と見学施設「マヨテラス」(東京都調布市)の見学者は合計で4万4356人(うちオンライン7577人)となった。
「#ごちそう写まチャレンジ」体験イベントに参加する子どもたち
一方、子どもたちに「野菜が食べられた!」という成功体験を届ける食育プロジェクト「#ごちそう写まチャレンジ」を6月に始動。
子どもにも人気が高い「キユーピー 深煎りごまドレッシング」を使って野菜を食べやすくした炒め調理"深ごまチャオ"を通じて、子どもが苦手な野菜に挑戦する機会の創出を目指している。
公式サイトで公開したコンセプトムービーは、高い再生完了数を獲得するなど、多くの共感が得られた。
今後も「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」(埼玉県深谷市)で実施している月1回の体験イベントを継続していく。
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