台湾最大規模の青果卸売市場を運営「台北農産」が静岡県を視察2023年12月29日
静岡県は12月9日~13日、台北農産運銷股份有限公司の楊鎮浯会長ほか計39人の視察団を迎えた。視察団は県内のキウイフルーツ、メロン等の農園や、静岡市中央卸売市場、スーパーマーケット等を訪れ、見学や意見交換会を通じて、県の農作物や市場について理解を深めた。
静岡県の農産物市場を視察する台北農産の視察団
台北農産は1974年、日本の農林水産省に当たる農業部や台北市政府と、日本の全農に当たる農会などの出資で立ち上げられた株式会社。台湾最大規模の青果卸売市場の運営会社で、毎日約2300トンの取引がある。8月に、静岡県台湾事務所に視察の相談があり、静岡県の農産物や関連する視察先を紹介するなど関係者の協力を得て、今回の視察が実現した。
視察団は11日、静岡市清水区の石垣いちご農園や集荷施設で試食や、栽培方法と県内の栽培品種などについて、生産者等から説明を受けた。また、12日は、静岡市葵区の静岡市中央卸売市場の見学に続いて、静岡市中央卸売市場の青果卸売業者である静岡VFの関係者や市場長らと意見交換。日台の市場の特徴や流通システムについて、活発な意見交換が行われた。
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