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「産直はなゆき農場有機牛」動画 サステナアワードで農水大臣賞 コープデリ2024年2月5日

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コープデリ生活協同組合連合会の「産直はなゆき農場有機牛」の取り組みが、農林水産省などによる「持続的な生産消費」に向けた取り組みを進める企業や団体のプロジェクト「あふの環2030プロジェクト」における動画表彰『サステナアワード2023伝えたい日本の"サステナブル"』で、農林水産大臣賞を受賞した。

サステナアワードの表彰式で。舞立昇治農林水産大臣政務官(右)、熊﨑伸理事長(中央)、審査委員長で長野県立大学大学院ソーシャル・イノベーション研究科教授の秋葉芳江氏(2月1日、東京・大手町)サステナアワードの表彰式で。舞立昇治農林水産大臣政務官(右)、熊﨑伸理事長(中央)、
審査委員長で長野県立大学大学院ソーシャル・イノベーション研究科教授の秋葉芳江氏(2月1日、東京・大手町)

サステナアワードは、SDGsの2030年までの達成を目指し、持続可能な生産と消費を広めるための活動を推進する「あふの環2030プロジェクト」(農林水産省、消費者庁、環境省連携)の一環として開催。SDGsゴール12「つくる責任つかう責任」を踏まえ、食や農林水産業に関わる持続可能なサービス・商品を扱う地域・生産者・事業者の取り組みや、これらに賛同する消費者グループの取り組みを広く国内外に発信していくことを目的として、取り組みをわかりやすく紹介する動画を募集し、表彰している。

「産直はなゆき農場有機牛」の取り組み動画から。はなゆき農場代表取締役の中村梢乃氏「産直はなゆき農場有機牛」の取り組み動画から。はなゆき農場代表取締役の中村梢乃氏

「産直はなゆき農場有機牛」の取り組みは、コープデリグループとして国産飼料の使用を促進し、環境への配慮と若手生産者を支援するために実施。有機JAS認証を受けた畜産物を産直商品として取り扱うことで持続可能な畜産業を支援し、組合員に認知と理解を広げ、国内における有機畜産物の生産・利用を進めていくことを目指している。

有機JAS畜産物の生産は、家畜に有機栽培された飼料を与え、密飼いを避け家畜にストレスを与えないなど、家畜に留意した飼育方法で行われる。有機牛生産の場合、出生から出荷までに約28か月を必要とし、その間生産者への収入は無く自己資金対応。あわせて有機用設備の導入などの初期費用がかかることが、生産者にとって取り組みへの高いハードルとなっていた。

そこでコープデリ連合会は、2020年に北十勝ファーム有限会社(北海道足寄郡)と素牛生産預託に関する覚書を締結。北十勝ファームで出生した子牛を買い取り、北十勝ファームの一部門である株式会社はなゆき農場に育成を預託し、預託料を毎月支払うことで、資金の回転率を高め、経営の安定化を支援した。北十勝ファームでは若手生産者への育成も行っており、今回の取り組みは後継者育成支援にもつながる。

北十勝ファーム代表取締役の上田金穂氏(左)、はなゆき農場代表取締役の中村梢乃氏(中央)と、コープデリ連合会の熊﨑伸理事長(2月1日、東京・大手町)北十勝ファーム代表取締役の上田金穂氏(左)、はなゆき農場代表取締役の中村梢乃氏(中央)と、
コープデリ連合会の熊﨑伸理事長(2月1日、東京・大手町)

◎「産直はなゆき農場有機牛」特長
・牧草・デントコーンなどの自家生産を中心とした有機飼料で飼育しており、循環型生産・飼料運搬コストの低減など環
境への配慮につながる。

・生産預託により、生産者支援・若手生産者の育成を目指している。

・肥育方法は「夏山冬里方式(夏季放牧・冬季積雪期畜舎)」。アニマルウェルフェアの指針でもある「5つの自由」を実現。

・和牛品種の1つである「日本短角種」で、赤身が味わい深い牛肉。

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