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東日本大震災被災者 語り継ぐ人たちの声を間近に イベント開催 パルシステム2024年2月14日

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パルシステム東京は2月24日、東日本大震災被災者のこれまでを伝えるイベント「忘れていませんか?13年前のあの日のことを~福島・宮城からのメッセージ~」を同会の東新宿本部会議室で、開催。福島県浪江町の人たちの当時を語る「震災紙芝居」や今なお飼育を続ける被ばく牛、宮城県の大川小学校の津波裁判などそれぞれの震災後の歩みに関わる人たちの声を直に届ける。

同イベントでは福島県からの声として、「浪江まち物語伝え隊」の岡洋子さんと畜産農家吉澤正巳さんの話を聞く。震災以降活動している紙芝居上演や原発事故で被ばくした牛の飼育経験などを語ってもらう。後半は、ドキュメンタリー『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』を上映。宮城県の津波被害で児童74人と教職員10人が亡くなった大川小学校の避難の経緯と、その責任を問う裁判が描かれている。映画のプロデューサーの松本裕子さんの話も聞き、小さな命が遺した学校防災の教訓や子どもたちを失った親たちの思いを紹介する。

「浪江まち物語伝え隊」の岡洋子さん・浪江町の畜産農家の中澤正巳さん「浪江まち物語伝え隊」の岡洋子さん・浪江町の畜産農家の中澤正巳さん

会場には、震災復興を願う被災者が制作を始めた「楢葉の布ぞうり」などの手工芸品販売や、市民による地域復興を紹介する写真やパネルも展示し、各地で暮らしを営む人たちの「それぞれの命の物語」を伝える。

パルシステム東京は、東日本大震災後「3.11を忘れない」をキーワードに地域復興に向けさまざまな支援を継続してきた。2014年度には事業剰余を財源とする震災復興基金を設け、被災地域のコミュニティ再生に向けた草の根の市民活動を毎年資金面で支援している。

発災以来、利用者とともに続けてきた各地域との13年越しの交流には、勇気を与えあう場面が数多くある。こうした活動に参加してきた利用者の声を受け、1月1日に発生した能登半島地震においても、被害を受けた人々への生活再建に向けた息の長い支援活動を準備している。

◎3.11を忘れない「忘れていませんか?13年前のあの日のことを~福島・宮城からのメッセージ~」開催概要
日時:2月24日10時30分~16時30分
第1部/10時30分~12時40分、第2部/13時30分~16時30分
会場:パルシステム東京本部2階会議室(東京都新宿大久保2-2-6ラクアス東新宿)
定員:100人
参加費:300円(パルシステム利用者家族と学生は無料)

ドキュメンタリー『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』

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