2023年1~12月期豆乳類の生産量39万8485kl達成 前年比98.8% 日本豆乳協会2024年2月16日
日本豆乳協会は2月8日、2023年1~12月期における豆乳市場の動向について検証。豆乳類全体の生産量は39万84851klで前年同期比98.8%だった。

2023年(1年間)における豆乳類を分類別に見ると、「豆乳(無調整)」の生産量は12万83300kl(101.6%)と引き続き、増加傾向にあり、過去最高を記録。「調製豆乳」は19万1187kl(93.6%)、「果汁入り豆乳飲料」は1万5953kl(100.6%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は4万9738kl(89.1%)と「果汁入り豆乳飲料」を除き、いずれも前年を下回った。主に業務用の豆乳である「その他」のカテゴリーでは、1万3277kl(94.3%)と、引き続き低迷する外食需要の減少による影響を受けた。出荷量においては、生産量と同様の傾向を示している。
一方、第4四半期(2023年10月‐12月期)の生産量においては、「豆乳(無調整)」の生産量は3万4336kl(107.4%)、「果汁入り豆乳飲料」は、3839kl(106.2%)。2つのカテゴリーで前年を上回り回復傾向にある。
「調製豆乳」は、4万9522kl(94.4%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は、1万2131kl(95.5%)と、前年同期を下回った。出荷量においても生産量と同様の傾向。なお、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーでは、3246kl(90.6%)と、第4四半期の推移はほぼ前年並み。
2023年の豆乳市場は、他の食品・飲料類同様に、外部環境の変化や価格改定の影響を受けた市場環境だったが、ほぼ前年の数値を維持。加えて、豆乳愛飲者や料理需要の多い無調整豆乳や果汁入り豆乳飲料においては、大きな伸びを見せている。特に、無調整豆乳は、砂糖など甘味料などは使わず健康的で、大豆たんぱくやイソフラボンを手軽に摂取できるため、健康意識が強い消費者の需要が高まっていると考えられる。
豆乳協会は、国民一人あたりの豆乳(類)年間飲用消費量を4リットルに増やし(2022年3.4L総人口12,500万人)、年間総生産量を50万klにすることを目標に啓発・啓蒙活動を展開している。
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