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米国カカオ細胞培養スタートアップ California Cultured Inc.に追加出資 明治2024年2月16日

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明治ホールディングスは、米国のカカオ細胞培養スタートアップCalifornia Cultured Inc.への出資を決めた。同社への出資は、2021年11月に続き2回目。

世界初の細胞培養チョコレートバー・間もなくチョコレートになるカカオ細胞世界初の細胞培養チョコレートバー・間もなくチョコレートになるカカオ細胞

今回のCalifornia Cultured Inc.への追加出資により、同社の持つ最先端の細胞培養技術と明治グループ独自の技術や知見との協創を強化。同社との協業を通じ、カカオ細胞の培養技術を確立し、社会課題の解決と原料供給不安を解消する持続可能なカカオバリューチェーンの構築を目指す。また、細胞培養カカオを原料とする独自性のある製品の開発により、カカオ事業をより付加価値の高いものにする取り組みを進める。

明治グループのカカオ事業は、付加価値の高いカカオ事業への転換とグローバル展開を進めている。研究開発においては、"カカオを巧みに操る世界的カカオテック企業"を目指し、新たなカカオ製品の開発に果敢に挑戦。サステナビリティに配慮した独自性の高いカカオ製品を市販用・業務用の双方で提供する。

カカオ農家の多くは、木の高齢化や病虫害、農業資材入手の難しさ、栽培技術の周知不足が収穫減につながり、十分な収入を得ることができていない状況にある。国や地域によっては、児童労働や森林破壊など社会課題にも直面しており、カカオ資源の枯渇も憂慮されている。

こうした課題解決のため、明治グループは2006年から独自のカカオ農家支援活動「メイジ・カカオ・サポート」を実施。産地に直接足を運び、さまざまなパートナーと協働して、カカオ豆の品質向上への技術支援、農家の生活向上、地域の環境保全・回復などに取り組んでいる。さらに2022年からは、「ひらけ、カカオ。」をスローガンに、明治の知恵でカカオ農家の負担を増やすことなく、カカオの付加価値を増大させることを目指し、新たなチャレンジも進めている。

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