厚労省認定では削りぶし業界初 本社工場EU HACCP認証を取得 マルトモ2024年3月26日
かつお節・だしと、海洋資源を通じて健康と食文化の発展に貢献するマルトモ株式会社は、本社工場(愛媛県伊予市)がEU向け輸出水産食品取扱施設(EU HACCP)に認定された。厚生労働省認定では、削りぶし業界初の取得。
マルトモでは1997年に既に対米輸出水産食品加工施設認定を取得しており、削りぶしの輸出を積極的に行ってきたが、近年の世界的な和食文化人気の高まりを受け、EUに向けての削りぶし輸出を可能にするため本認定取得を目指した。2023年、各部署のリーダーによるプロジェクトチームを発足。削りぶしでEU HACCPを取得するためには通常の水産食品の規制に加えて多環芳香族炭化水素類(PAH)の基準値が課題となってきますが、このPAHの基準値をクリアするために製造工程等で工夫を行い、また、衛生・安全管理をさらに徹底し、チーム一丸となって準備を進めてきた。そして、2024年2月、1年以上におよぶ準備期間を経て審査をクリアし、認定を取得した。
■HACCPとは
HACCP(ハサップ)とは、1960年代にアメリカで宇宙食の安全を確保するために開発された食品の衛生管理方式。「Hazard Analysis and Critical Control Point」の頭文字をとった言葉で、日本語では「危害要因分析重要管理点」と訳される。
■EUにおけるHACCPの対応について
2004年から一次生産を除くすべて(※)の食品の生産、加工、流通事業者にHACCPによる衛生管理が義務付けられ、2006年には完全適応となった。
※原則としてすべての食品事業者。ただし小規模事業者に対しては弾力的に運用されている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日