電力3社で山梨県の水力発電を共同調達 首都圏を中心に供給 パルシステム連合会2024年4月2日
パルシステムグループのパルシステム電力は、株式会社地球クラブ、「みんな電力」を運営する株式会社UPDATERと3社共同で、山梨県企業局が運営する公営水力発電5か所を入札し、4月から調達を開始。市場価格の影響をうけない非FIT再エネ電力を、3年間にわたって安定価格で調達が可能になった。
山梨の豊富な水資源を活用した電力は、3社がそれぞれ、同県内や首都圏等の大都市圏で契約している法人・個人に供給する。
この取り組みは、"発電所の想いやストーリーを見える化し、電気をつくる人と使う人をつなぐ"という考えのもと、組合員に信頼できる再生可能エネルギーを届けたいという3社の想いが一致し、共同入札に至った。また、今回の水力発電は規模が大きいため、各社単独では運用が非常に困難だったが、3社共同で調達することで効率的な運用が可能となった。
3者は、電力の地産地消や都市圏への供給をはじめとした電力を通した関係性のもと、様々な地域貢献施策を推進することで価格だけに依存しない電力の概念を生み出し、山梨県産水力の電力価値向上に貢献する。また、山梨県企業局と連携して、発電所ツアーなどの取り組みを通じて電力の生産者を見える化し、透明性の高い再生可能エネルギーの普及拡大に努める。
調達の概要は次の通り。
■購入予定期間
4月1日0時から2027年3月31日24時までの3年間
■対象発電所
・柚ノ木発電所(山梨県甲州市、1万8100kW)
・藤木発電所(山梨県甲州市、1900kW)
・小屋敷第一発電所(山梨県甲州市、1300kW)
・小屋敷第二発電所(山梨県甲州市、900kW)
・野呂川発電所(山梨県南アルプス市、2万300kW)
合計出力4万2500kW
■落札単価
14.41円(税抜)
■予定購入量
年間約1億5000万kWh
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日