産地交流年間4.2万人 地域・行政と連携で産地と多様なふれあいを実現 パルシステム2024年4月11日
パルシステムグループは、2023年度に開催した産直交流企画への参加者が、4万2339人となった。オンライン交流の導入などにより、コロナ禍前の2018年度の2万1198人から倍増。産直品の生産地を訪問し植え付けや収穫などを体験する従来の企画に加え、海外や防疫上の理由で見学が難しいエリアからの中継など、オンラインならではの企画も始まったことで参加の機会が増えた。
2023年12月開催の「小田原オーガニックフェスタ」
パルシステムは、生産者と消費者がお互いの理解を深めることを目的に、40年以上にわたり年産地との交流企画を開催。利用者が産地を訪問する農作業体験や、産地から生産者を招いた料理講習会などを開き、コロナ禍前の2018年に参加者が2万人を突破した。
2020年初頭に始まったコロナ禍以降は、移動制限からお互いの地域を訪問できない期間が続いたが、オンラインツールなどを活用し、バナナやキウイなど海外の産地や防疫上の理由でこれまで直接の訪問が難しかった畜産産地などとも中継を結び、交流を深めてきた。
行動制限が解除された2023年度は、オンライン企画を引き続き実施しながら利用者が直接訪問する企画も再開し、計310のイベントを開催。なかでも小田原市と地域生産者団体が構成する「小田原ゆうきの里づくり協議会」との共催で全国有機生産者を招き12月に開催した「小田原オーガニックフェスタ」には、パルシステム利用者や地域市民2万5000人が来場し、生産者との交流や買い物を楽しんだ。
2023年度パルシステム群馬開催の農業体験イベント
パルシステムが産直提携を結ぶ401か所の産地では、環境保全や資源循環をめざした農法で利用者に届ける農産物を生産している。第一次産業の発展は、産地の人たちや経済、地域社会の活性化につながる。パルシステムは利用者と、各生産地域が直面する担い手不足や厳しさを増す生産環境など背景も理解しながら、持続可能な生産を消費の力で応援している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲にイネカメムシ 県南部で多発のおそれ 栃木県2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【公明党】米政策が農政の柱 谷合正明参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【日本維新の会】農業者への直接支払い実現を 池畑浩太朗衆議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【国民民主党】食料安全保障基礎支払いの創設めざす 舟山康江参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【社民党】ミサイルよりコメを! 福島みずほ党首(参議院議員)2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【参政党】10年以内に自給率を倍増 神谷宗幣代表(参議院議員)2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】地域ブランドつなぐ 営農経済部門・福岡県・にじ農協組合長 右田英訓氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】「不易流行」で農支援 営農経済部門・熊本県・球磨地域農協組合長 福田勝徳氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】人とのつながり糧に 営農経済部門・長野県・グリーン長野農協元組合長 竹内守雄氏2025年7月9日
-
「不幸の書簡」とストックホルム症候群【小松泰信・地方の眼力】2025年7月9日
-
【アンパンマンはなぜ生まれたか】 ノンフィクション作家・梯久美子さん 第46回農協人文化賞特別講演2025年7月9日
-
7月21日、広島でトラクターデモ 令和の百姓一揆 欧米並みの所得補償求め2025年7月9日
-
【人事異動】農水省(7月10日付)2025年7月9日
-
【JA人事】JA上士幌町(北海道)高橋昭博組合長を再任(6月6日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA筑前あさくら(福岡県)熊本廣文組合長を再任(6月26日)2025年7月9日
-
【JA人事】JAグリーン近江(滋賀県)大林茂松組合長を再任(6月21日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA新得町(北海道) 組合長に太田眞弘氏を再任2025年7月9日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鳴戸部屋で兵庫の食材使用「ちゃんこ」を堪能 JAタウン2025年7月9日
-
健診施設機能評価認定更新 JA熊本厚生連2025年7月9日
-
JA鹿本のグリーンハウスミカン出荷順調 7月中下旬ピーク、総量130トン見込み2025年7月9日