市町向け有害鳥獣捕獲確認事務デジタル化サービス 全国で受付開始 Forex Robotics2024年4月15日
Forex Robotics株式会社(千葉県船橋市)は4月15日、地方自治体向けに農作物に被害を出すシカ、イノシシなどの有害鳥獣の捕獲確認事務のデジタル化サービス「有害獣捕獲情報システム いのしかレコード」を全国で受付を始めた。
令和4年度時点で、野生鳥獣による農作物被害額は約156億円と言われ、各市町村から認定を受けた有害鳥獣の捕獲従事者が、国や自治体の報奨金を受け捕獲事業等を行っている。
Forex Roboticsは、その際の紙ベースによる申請手続きの手間やコスト、捕獲従事者の高齢化、市町での集計処理の煩雑さなどを解決するため、栃木県と2年前からデジタル化のIT実証を実施してきた。令和5年度に同社独自でサービス化の開発を始め、栃木県内でテストを実施。現在は栃木県内でサービスを先行リリースしている。
有害鳥獣の捕獲確認事務のデジタル化サービス「有害獣捕獲情報システム いのしかレコード」は、スマートフォンアプリとクラウドの管理システムで構成。スマートフォンアプリには従事者向けに、捕獲申請機能(写真撮影含む)、出猟時の目撃記録機能、わな猟の設置・撤去記録機能がある。アプリは高齢者向けスマートフォン向けにデザインされており、わかりやすいインターフェイスになっている。
管理システムは、市町の担当者向けに従事者IDの管理機能、捕獲申請の受付確定・拒否などのステータス管理機能、市町から県への予算申請機能、捕獲情報などの集計機能などがある。デジタル化により、従事者の申請が30分から5分程度に現場で申請できるようになった。また、市町でも県への予算申請までペーパレスで業務を行うことにより、再入力の省力化、および紙資源のコスト削減につながる。
◎サービス概要
年間料金:13万2000円/年(税込)~
・クラウド初期費用、年間データ保管料、クラウド使用料含む
・捕獲申請処理50件まで、追加50件につき44000円(税込)を追加
※従事者用スマートフォンアプリ(Android版、iPhone版)の利用料は無料
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