コープ商品 冷凍食品事業の業績が過去最高額 日本生協連2024年4月25日
日本生活協同組合連合会は4月24日、2023年度の冷凍食品事業の業績および今後の方針について発表。冷凍食品事業の2023年度供給金額(売上高)は、前年比104.5%で過去最高額の実績となった。
2024年春発売の冷凍食品「4種チーズのミートドリア2個入(360g)」
日本生協連が2023年9月に実施した「家事」への意識についてのアンケート調査によると、タイムパフォーマンスを意識する家事の1位は「調理 ・食事の支度」で、手軽に使える冷凍食品の需要増が予想された。実際、2024年度春発売商品の開発数はここ数年より大幅に増えている。
冷凍食品のカテゴリ別比率
商品カテゴリ別で「畜産」は、牛丼の具やナゲットなど畜産総菜分類が伸長し、全体をけん引。「調理冷食」は、麺類 ・米飯等の主力カテゴリ、たこ焼・お好み焼などのスナック、中華総菜、グラタンなどの洋風総菜が大きく伸びた。一方、「冷凍野菜」は、主力の枝豆やほうれん草が前年ベースとなるなか、ブロッコリー、根菜類が好調に推移。子育て世帯向け「きらきらステップ」と「きらきらキッズ」は2023年度もさらに伸長し、前年比108%だった。
業態別で、宅配は前年を超過し、店舗も2桁超過と大幅に伸長。冷凍食品市場が拡大し始める以前の2005年度の供給金額(売上高)と比較すると、2023年度は171.1%に伸びた。商品カテゴリ別には、年々伸長を続ける調理冷食が2005年度比196.5%、冷凍野菜は2005年度比162.5%と大きく拡大した。
供給金額(売上高)推移
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