防災用飲料水ペットボトルをラベルレスに 年間約5.4トンのプラ削減へ 生活クラブ2024年5月7日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、プラスチック削減の取組みとして、防災用飲料水のボトル貼付のプラスチックラベルをなくし、環境への負荷を減らすため、4月注文分からラベルレスに対応する。
防災用飲料水 2L(6本)
生活クラブは、東日本大震災をきっかけに、2015年から自然災害に備え、防災用飲料水の取組みを開始。同商品は、被災時の持ち運びやすさ、衛生面、長期保存の観点から、生活クラブの取扱い品で唯一ペットボトルに詰められている。また、組合員からの「防災飲料水のラベルをなくせないか」という声に応え、設備投資などを含めた製造元の協力を得て、ラベルレス化を実現。従来ラベルに記載されてた賞味期限などの情報は、キャップや段ボール箱に記載し確認できるようにする。さらに規格変更に伴い、ラベル分の価格を考慮し、2L(6本)を769円から747円に、500ml(24本)を2039円から1993円に値下げ。今回の防災用飲料水のラベルレス化により、生活クラブでは年間約5.4トンのプラスチック削減を見込みんでいる。
生活クラブでは、食品や飲料、日用品を日常的に使いながら備蓄する「回転備蓄」 を呼びかけている。その中でも水は命を守るために欠かせない物資のひとつであるため、日常から災害時に備えて飲める防災用飲料水として2L規格品は「信州たのめの里 森が育てた天然水」と「信州あずみ野 山の天然水」を共同購入を実施。製造元の一つ信州エコプロダクツ株式会社には、災害時の供給を想定し、年間を通じて水を備蓄し、災害発生時には生活クラブに優先的に供給できるしくみを取っている。
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