オートミール製造販売の日本食品製造と業務提携 カルビー2024年5月30日
カルビーは5月29日、オートミールを製造販売する日本食品製造合資会社(札幌市西区)と販売に関する業務提携を発表。日食の製造するオートミールやコーンフレークなどのシリアル商品をカルビーが仕入れ、多様化された需要に最適化された提案を実現することで、国内のシリアル市場活性化を図る。
カルビーは、1988年にグラノーラとコーンフレークでシリアル市場に参入し、1991年にはグラノーラにフルーツを加えたフルーツグラノーラを発売。2017年にコーンフレーク事業から撤退し、グラノーラ事業に注力し、現在は「フルグラ」を中心に様々なシリアル商品を展開している。一方、日食は日本で初めてシリアルを製造したメーカーとして、オートミールのほか、コーンフレークやミューズリーなど、カルビーとは異なるカテゴリーのシリアルを製造・販売している。
両社は、コロナ禍の巣ごもり需要が一段落したことを受け、シリアル消費の持続的な創出を目指して約1年にわたり協議を進め、その第一歩として販売の一部に関して業務提携する。カルビーは「フルグラ」など自社商品に加え、日食が製造する「日食 プレミアムピュアオートミール」や「日食 プレミアムコーンフレーク」など、同社のシリアル商品を販売。両社は今回を皮切りに、シリアル市場の活性化に向けたシナジーをめざす。
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