有機野菜生産者向け農機サブスクサービスを提供開始 五十鈴の取り組みをサポート みずほリース2024年6月4日
みずほリースは、有機農業に取り組む生産者向けに、農機のサブスクリプションサービスの提供を開始。五十鈴ビジネスサポートによる有機野菜の普及拡大への取り組みを金融面からサポートする。
有機栽培で育成・収穫され消費者に届けられるじゃがいも
有機野菜の生産は「環境への負荷をできる限り低減した農業」として、国の後押しもあり、今後拡大が予想される一方、生産者側、有機野菜を販売する小売事業者側の双方にそれぞれ課題がある。また、新規就農者や有機転換を検討する農業従事者にとって、生産技術、物流機能、販路の問題などが高い参入障壁になっている。
こうした課題を解決するため、五十鈴株式会社の100%子会社である五十鈴ビジネスサポートは、これまで生産者が直接、個別に配送していた有機野菜物流を、複数の生産者を取り纏め、産地から大型トラックやフェリーを活用した集約物流スキームに変更することで、物流面から有機野菜の普及拡大への取り組みを推進している。
みずほリースはこうした五十鈴の取り組みに賛同し、金融面から有機野菜の普及拡大をサポートするため、生産者向けに農機のサブスクリプションサービスの提供を開始。同サービスは、必要な農機を生産者間でシェアリングし、また、請求料金を利用量に応じた従量制とすることで、利用者の負担軽減を図る。
新規就農者や有機転換を検討する農業従事者は、このサービスを活用することで対象資産について初期投資を抑えられ、そのほか必要な投資に資金を振り向けることが可能となる。また、農機の保管やメンテナンスの手間からも解放されることから、より一層生産活動に専念できる。
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