マシンガンズ滝沢秀一など講演 びんリユース30周年記念イベント開催2024年6月18日
パルシステム連合会とグリーンコープ連合会、生活クラブ連合会、東都生活協同組合、コープ自然派事業連合が参加する「びん再使用ネットワーク」は6月29日、設立30周年記念イベントを連合会館(千代田区)で開催。ごみ収集会社の清掃員として働くお笑いコンビマシンガンズの滝沢秀一さんなどがエコにまつわる講演を行う。
記念スピーチに登壇するエリック・カワバタさん
当日は、記念スピーチに、Loop Japan合同会社 アジア太平洋統括責任者のエリック・カワバタさんが登壇する。
Loopは、世界中のメーカーや小売店、サービス業やNGOが協業して構築した、容器の再使用による循環型消費の仕組み。
商品製造の段階で耐久性のある容器を採用し、消費者が使用後に店舗に持参するか宅配便業者を介して回収し、専門業者による洗浄後、再度製造者の元に戻る。
使い捨て文化からの脱却を目指す多様な企業による連携事例など、エリックさんが紹介する。
また、スペシャルゲストとして、お笑いコンビマシンガンズの滝沢秀一さんが登場。芸能活動のかたわらゴミ収集会社の清掃員として勤務する滝沢さんが、収集するごみから見えてくる、食品ロスや環境負荷などの社会課題を自身の体験を通して問題提起する。
スペシャルゲストの滝沢秀一さん
そのほか、びん再使用ネットワークの参加団体などからリユースびん利用普及をめぐる社会情勢なども紹介し、「捨てる」からの脱却を参加者とともに考える。
びん再使用ネットワークは、パルシステムはじめ4つの生協グループにより、1994年に設立。容器使い捨てで生まれる、大量廃棄物の課題を消費者の立場から解決したいという、共通の目的による連携で、4つの生協グループがそれぞれ取り扱う商品のびんの規格を統一して販売。使用後に回収して再使用する仕組みを構築した。
宅配で届いた商品であれば、利用者は配達時に担当者に託すだけで、持参する手間もない。現在はコープ自然派事業連合もこの仕組みに参加。5グループ合同で使用するリユースびんは年間1300万本にのぼり、このうち1000万本が、利用者から回収されている。
◎「リユースびんの社会普及をめざして」開催概要
日時:6月29日13時~16時10分(開場12時30分)
会場:連合会館2階大会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)または、オンラインで視聴(アーカイブ視聴可)
会場定員:270人
申込締切:6月25日 17時
参加費:無料
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